数ある介護の仕事のなかでも、上位職として注目されているのがケアマネージャー(ケアマネ)です。ケアマネージャーは、介護当事者それぞれに応じた介護サービスのプラン(ケアプラン)を作る役割を担います。また、相談に応じて適切な介護サービスを紹介するほか、橋渡し役も行い、今後も高いニーズが続くと考えられる資格です。
ケアマネジャーは身体介護からは離れたところで仕事をしますが、介護の一端を担う大切な仕事であることには変わりません。そのため、介護の仕事を続けるための体力に自信がないという人にもおすすめです。
ケアマネージャーになるには、若干ハードルが高く設定されています。介護の仕事をしている人を前提に話を勧めていくと、介護福祉士の資格取得が大前提です。
また、介護福祉士としての実務経験が通算5年以上、900日以上の従事日数が求められます。通算ですので、途中育児休業や病休などで仕事を離れた日数は含まれません。
パートなどの業務での働き方に関しても、通算5年以上働いた上で900日以上の従事日数が確保できれば、受験資格が得られます。もちろん転職などをした場合でも、前職の実務経験を合算可能です。
ただし、都道府県ごとに受験資格の設定が異なりますので、要項などを事前に取り寄せましょう。試験は年1回、例年10月に中旬に全国一斉に行われます。
受験申込みは6月から始まりますので、ケアマネジャーの受験を志したら早めの準備が合格への近道となります。ケアマネジャーへの転身は、体力的な負担で悩む介護職の解決策の一つです。